NO.13

ここが私のグランドシャトー。

ホーンテッドマンション


発端のツイート・・・w

【この記事で使った略称】
・ホーンテッドマンション → HM
・バックグラウンドストーリー → BGS
・ディズニーランド→ DL

はじめに。

上のツイートをしたあとのこと。
そもそもHMの花嫁の話って・・・

①結婚式の日、かくれんぼをする花嫁と
 マスター・グレイシー。
②屋根裏部屋のトランクに隠れる花嫁。
③(マスター・グレイシーと花嫁の結婚を
 よく思っていない)マダム・レオタが
 トランクの鍵を閉めてしまう。
④花嫁はそのまま・・・。

・・・で合ってたっけ?と、
改めてHMのBGSを調べたところ、

私が本物だと思っていた上記他の
有名なBGSが、実はキャストメイドの
非公式のBGSだったwww

・・・というオチでw
非公式のBGSを自分の言葉でまとめても
良かったんですけど、気が乗らずw
ただ、調べている途中での新発見や
出会った公式本もありましたので、
公式情報を混ぜる形で記事化しました。
なので、こちらの記事は・・・

・『イマジニアリング:夢を形にする人々』
 (Imagineering Story)(D+)
・『ディズニーパークの裏側
 :進化し続けるアトラクション』
 (Behind the Attraction)(D+)
・『ホーンテッドマンションのすべて』(本)
・検索したらヒットしたブログ様

・・・を見たり読んだりしたうえでの、
感想・考察と、関連商品紹介などで
構成したものになっています。
それを頭に入れていただいたうえで、
読んでいただければ、と思います。

ここがヤバいよ、HM

①個性豊かなキャラクター


まず、HMに登場するキャラクターの
一部を簡単に紹介します。
画像を用意できなかったのですが、
まあ、有名だし、分かるっしょ!

・ゴーストホスト 

天の声の主。
999人いるゴーストのうちの1人。

伸びる部屋で首吊り自殺という手法で
閉じられた部屋、というか、
この世という部屋からの脱出方法を
デモンストレーションしてくれる人。

語り口調から、彼こそが屋敷の主人だと
長年、勘違いしていたんだけど、
彼はHMに住み着いたゴーストの1人。
別の人なんだそうです。マジか。

・ジョージ・グレイシー 

伸びる部屋の墓石の絵の、墓石の人。
コンスタンス(花嫁)の5番目の夫。

米国の2つのDパークのHMにおいて、
2007年頃に彼と花嫁のストーリーが
大きく変更されたため、現在・・・
「コンスタンス(後述)の5番目の夫が
ジョージ・グレイシー」
・・・ということになった。

ちなみに「マスター・グレイシー」は
この館の歴代の主人全員の総称であって、
その中の特定の誰か、個人を指すための
呼び名ではないっぽいです。

ホワイエの絵の人も、あのグレイシーも、
このグレイシーも、屋敷の主人なら、
みんなマスター・グレイシー・・・( ゚∀ ゚)

・マダム・レオタ 

ディズニーアトラクションに登場する
キャラクターの中でも有名な方に入る、
水晶玉の降霊術(占い)師。

「絶対、過去に何かあったでしょ。」
そんなワケ有りが確実そうな姿なのに、
公式では「水晶玉の降霊術師」くらいの
ざっくりな設定しかされていないため、
後述する非公式のBGSでは、
一族に起きた悲劇の発端だったり、
屋敷で起こった怪奇事件の黒幕として
人物像が大幅に脚色されている。

・ヒッチハイク・ゴースト 

HMのアトラクションのポスターにも
登場している3人組のゴースト。

グッズ化・映画化はもちろんですが、
東京のスターツアーズの待ち列に彼らを
パロディしたドロイドが登場したり、
海外パークのハロウィーンのパレードに
参加したり。
もしかしたら、下記の花嫁よりも
人気だったりするのかも・・・?

・花嫁 

毎年ハロウィーン時期に発売される
カチューシャが飛ぶように売れる、
HMの人気者。

米国の2つのDパークのHMにおいて、
ジョージ・グレイシーの設定変更と
同時期に彼女のキャラクター設定も
大きく変更され、

「夫となった人を次々に斧で殺害する
狂気の花嫁:コンスタンス」という、
DLのアトラクションのキャラクターに、
その設定はOKなんですか?w と、
イマジニアさんに問いたい感じのw
ダークストーリーを持つ花嫁として、
HMに存在するようになった。

ちなみに東京HMの花嫁については、
ストーリー追加や設定の変更もなく、
彼女の名前、屋敷にいる理由など、
一切明かされていません。
君は一体何者なんだ?

・ゴーステス(リトル・レオタ) 

アトラクションの最後で私たちゲストに
「死亡証明書を持って、戻ってきて」と
呼びかけてくるゴースト。
本当の名前は、ゴーステス。

「リトル・レオタって名前だから、
マダム・レオタの娘なの?」
・・・と、長年思っていたけれど、
「リトル・レオタ」という呼び名自体が
「マダム・レオタの人が声をやってる
出口にいる小さい子」的な意味で、
ファンやキャストさんが呼んでたのが
定着しちゃっただけで、
両者には何の関係もないというw

・補足 

上記でもちらっと書きましたが、
米国の2つのHMにおいて、2007年頃に
一部キャラクター設定や関係性の設定が
変更になったみたいです。

(・・・というか、この記事を書く前は
あまりにも話がダークすぎるから、
「狂気の花嫁:コンスタンス」の話のほうが
キャストメイドだと思ってたんです。
でも、資料本を読んだら「リニューアルで
ヤバい設定が追加された」なっててw
「そっちが本物かーい!w」 ってw)

東京HMは、米国HMのような、
大きな設定変更はされていません。

なので、立地や外観などは違えど、
おそらく世界のHMの中で1番、
1960年代のオリジナルHMに近い
バージョンのままです。


良く言えば、改変されていない、
悪く言えば、進化していない。

②アトラクションの曲



言わずもがな、
Grim Grinning Ghost。

この曲がHMを「お化け屋敷」から、
「ちょっとユニークなお化け屋敷」に
見事に変えました。

作曲者は、バディ・ベイカー。
TDSのセンター・オブ・ジ・アースの
楽曲制作にも参加されていた方です。


③出来が良すぎる非公式のBGS。


「999人のゴーストたちが住む屋敷、
1000人目のゴーストを待っている」
・・・という、ざっくりな設定は、
多くの方がご存じだと思います、が、

「あれだけ立派な屋敷に幽霊たちが
住み着くようになってしまったのは、
いったい何故なのか?」

誰もが気になる部分を裏付けるような、
とんでもない非公式BGSがHMには、
存在しています。
(たくさんのブログ様、ヒットしましたが、
こちらをリンクさせていただきます。)

これ、海外のミステリーに詳しい方は
冒頭でピンとくると思うのですが、
ウィンチェスター家の屋敷の話
モデルに作られた話っぽいです。

(というか、公表してないだけで、
HM自体のコンセプト、大元のネタが、
これなのかもですが・・・。)

そうだとして、一連の話をここまで
精巧に作られたキャストの方達も、
相当なエネルギーを使われたはずです。
屋敷のゴーストたちや、ナレーション、
絵やアイテムとの辻褄が合わない場合、
「悪質な嘘をキャストが流してる」と、
捉えられかねませんから。

ただ、公式側が狙って作ったわけではない
非公式BGSのほうが有名になったことの
反省からか、米国HMのコピーである
東京HM以降に作られたミステリー系の
アトラクション、テーマエリアなどには、
世界観やメインストーリーの設定に加え、
登場人物のキャラクター・関係性などの
設定がガッチガチにされていますw

特にDLパリのフロンティアランド、
香港DLのミスティックマナーとS.E.A.、
TDSのタワー・オブ・テラー開業に伴う
アメリカンウォーターフロントの
BGSの強化は、その代表格かな、と。
\TOT1899、カムバックー!!/

④D社から定期的に投下される燃料w


・HMホリデーナイトメア 

新型コロナでなければ、東京HMでも
ハロウィーン〜1月中旬頃まで、
ナイトメア・ビフォア・クリスマスの
キャラクターたちがHMにやってくる
SP版になります。

普段はあまり待たないアトラクションの
HMも、この時期だけは大盛況w
私も大好きなSP版です。

・TDLハロウィン2007 

東京限定の話ではありますが・・・。
上記のナイトメア〜のSP版、
東京HMでは、米国HMより少し遅れ、
2007年に初めてお披露目されました。

で、「ナイトメア〜のキャラたちに
屋敷を占拠されたゴーストたちが
人間界にやってきて1000人目の仲間の
ゴーストを探しにくる」と言うテーマで
行われたのが、2007年のハロウィーン
イベントだったんです。

昼のパレードも、ミッキーたちがHMの
キャラクターをベースにした格好で
パレードしてて良かったんですけど、
夜のライブ型パレードが伝説でして。

キャラクターたちがエレキギターや
電子ドラムを生演奏するって、
何という神の所業・・・!!!

当時の遊びでの門限を、親に頼み込んで
1時間伸ばしてもらい、18時代の初回見て
ダッシュで帰った(それでも門限ギリw)
日々が懐かしいw

気になる方は、
ホーンテッド・ロッキン・ストリート
・・・で調べてください。

・ハットボックスゴーストの帰還 

アナハイムのDL60周年記念の2015年、
アナハイムHMに新しいゴースト、
ハットボックスゴーストが
追加(帰還)になりました。

このゴーストは、ディズニープラスの
『 Behind the attractions 』でも
紹介されているんですが・・・

※D-Parks公式チャンネルより。

アナハイムDLにHMがオープンした
1960年代当時の最新の技術では、
狙い通りにトリックを行えなかった、
・・・という理由で、プレオープン中に
撤去されてしまったというw
ちょっとレアなゴーストなんだそうで。

伝説とか噂になっちゃってるから、
「あいつが屋敷に帰ってきた!」と
海外ではちょっとした騒ぎ、もとい、
お祭りwになったんだそうです。
東京にも追加して欲しいですね。

・再実写化!!! 

こちらのニュースを・・・。

ジャングルクルーズは当たったけど、
これは、大丈夫かなー。

オーウェン・ウィルソンは、
LOKIのメビウスの他にも、
シャンハイ・ヌーン、ナイトミュージアム、
ミッドナイト・イン・パリ、
カーズのマックィーンの声の人でしょ!
・・・って感じで、知ってるけど、
勉強不足でごめんなさいね、
主演?のお2人を知らないので。

この10月から撮影予定ってことで、
公開は最速でも、来年の今頃〜12月?
とにかく楽しみです。

関連作品の紹介。

実際にパークに行ってアトラクションを
体験するのが、最良なんですが・・・。
最近は入場者数制限もありまして、
パークチケットを入手しにくいので、
卓上でアトラクションを楽しむ方法として、
映画と本を紹介します。

・ホーンテッドマンション(2003) 

パイレーツ・オブ・カリビアンと
まさかの同じ年に劇場公開され
コケちゃった実写映画です。
エディ・マーフィー主演。

作品時間は90分くらいと、
他の実写作品と比べて短めですが、
アトラクションのネタは強めです。

・もう引き返せないHMシリーズ  HMの図書室の司書が書いた本、
・・・という設定のシリーズです。

リンクは1作目。全部で4冊かな。
私は、まだ全部読めてないんですが←
ジャンルとしては児童書なので、
そこまで難しくはありません。

・ホーンテッドマンションのすべて 
2017年発行。
これは当たりだなって、思う本。

メインは米国HMですが、東京HMや
パリのファントム・マナー、
香港のミスティック・マナーの話も
かなり載っています。

実際のアトラクションの写真や
コンセプトアートなども満載です。
HM、お好きな方は是非。

手元に残せる紙の本もありますが、
写真やアートなどを拡大して
(細部までジトジト見ながらw)
読むことができる電子書籍版を
個人的には、お勧めします。

おわりに。

HMには行きたいけど、
僕はクリスマスには
TDSに行きたいんだな。

クリスマスメニュー巡りをしたい。
しかしチケットが取れていない。

勢いで書きはじめましたが、
何とか、まとまって良かったです。
おしまい!