トイ・ストーリー4
★★★★☆
「オリジナルのカブーンの声は
キアヌ・リーブスです」
大人はこれだけで笑える・・・w
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以下、ネタバレ込み、
私の考察込みでガッツリで話します。
どう考えても、完璧すぎる
ラストを迎えた
トイ・ストーリー3から10年。
その10年の間に、Metoo活動、
女性の地位向上活動が盛んになり、
「トイ・ストーリー」シリーズの
生みの親、ジョン・ラセターが
(真実はどうであれ)
あまり良くない空気を残して
ディズニーを去りました。
そんな会社自体が迷子な中で、
(作中でウッディがぶつかる事態を
何度も乗り越えてきたであろう)
旧友のおもちゃ、ボー・ピープや
ウッディとフォーキーの対比を
描きながら、
「ウッディ自身の幸せって何?」
と、第2、第3のスタートを描く、
そんな映画になっています。
ラストでのウッディの選択は
本当に衝撃的でした。
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SNS上の「否」の人達の大半が・・・
「トイ・ストーリーでやる意味は?」
・・・って言っているし、
私もそう思った節はありますが。
「世界初全編3DCGアニメ映画」
トイ・ストーリーの登場で
アニメ業界がどうなった、
・・・とか。
ディズニーアニメを一旦沈ませた
張本人ジョン・ラセター自身が
再度ディズニーアニメを浮上させた、
・・・とか。
そういう意味でジョン・ラセターは、
「アンディの部屋に突然やってきた
バズ・ライトイヤーそのもの」
・・・のような存在でしたから。
そんなジョン・ラセターが始めた
トイ・ストーリーで彼に似た
バズとウッディが別れることで、
決意表明したんだろうなって。
そう思うと、トイストーリー以外に
あの結末を当てはめられないなと。
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ちなみに、私、個人としては、
騒動になる前に用意された別の
ラストもあったと思うんですよ。
で、そのラストを変えずにいくか、
誰かが壊れる死別エンドか、
誰かがケンカ別れするエンドか、
色々選択肢はあっただろう中で
誰のキャラ(性格)も大きく変えず、
誰も(ギャビーでさえ)悪役にせず、
誰も壊したり、傷つけたりせず、
「無限の彼方へ、さあ行くぞ!」と
健闘を祈って終わるんですよ。
素晴らしすぎてね・・・。
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ただこれ、「ヴァネロペ、お前」の
シュガラ2の後なんですよ。
*結果的にヴァネロペがターボした
結末に激怒した者につき
そろそろ、圧倒的ハッピーエンドの
ディズニー映画、ピクサー映画を
見たいんですけど、次作が・・・
(前作の爆発的大ヒットで、
ある程度のヒットが公開前から
確約されている)
「アナと雪の女王2」
・・・何が起きるか、怖いです。